ポスト・モダンの主張は、驚くべき速度で市民権を得ていきました。


1980年代を迎えた時には、モダニズムがそこまで形骸化してしまっていたともいえるでしょう。


「IBA」は、ポスト・モダンを是認するこうした流れを受け継いでいることを、まず、確認しておかねばなりません。


ジャム・セッションベルリンは、戦災によって都市の大半が倒壊しましたが、ヨーロッパの諸都市のように元の通りに復元するというわけにはいかなかったのです。


ヒトラーという狂気を生み出した誇大妄想の都市への回帰を、連合軍や世界の注視のなかで選ぶすべはなかったのです。


このため、戦災復興の過程で出現した建築は、モダニズムの効率主義を反映した退屈なデザインか、ヨーロッパの都市建築らしさをとどめているケースでも、外壁を飾りたてる装飾的要素は控えられました。


のっぺらばうの顔つきの様式建築もどきの建物が街中いたるところにあるのはそのせいです。



20世紀の都市を不毛にしたことは間違いありません。


ポスト・モダンは、そのような状況を打破するために、「違う」、しかも、「その違いが多くの一般のひとびとにもわかる」という点をスタートの第一に置いました。


たとえば、マイケル・グレイブスは、世界へのデビュー作となった「ポートランド市庁舎」(アメリカ・オレゴン州、1982年)において、ウエディングケーキとニックネームがついたお菓子の城のようなハッピーな建築を手がけて、「わかりやすさ」の期待にこたえました。


ロバート・ヴェンチューリは、ミースが唱えた「レス・イズ・モア(少ないことが豊かなことだ)」という装飾を排した禁欲的な表現を至上とするモダニズムの警句を、「レス・イズ・ボア(少ないことは退屈だ)」と椰楡しました。


・・・そして、自身は、意図的に大衆わかりのよい陳腐なデザインを提示しました。


ミッキーマウスの耳を柱頭に用いたインテリアから、近作の「シアトル美術館」のポップアートを意識した壁面の文字にいたるまで・・・


彼の大衆わかりの良さを優先する思考は不変です。


「安く」「早く」「美しく」「大量に」と列挙されるモダニズムのスローガンのうち、他の項目を犠牲にして「美しく」だけを達成した究極の芸術品であったのです。


エピゴーネンたちにとって、ル・コルビュジェであれ、ミースであれ、そのままを踏襲するのは大変なことでした。


一般の市民は、コンクリート打ち放しの建築を見れば、工費不足で仕上げが出来なかったのだろうとささやき合うし・・・


ブラックステンレスを真似て鉄材のうえに黒いペンキを塗った建築はすぐにはげちょろけになってしまい、モダニズムの建築の評判を必要以上に下げました。


いえ、それ以上にエピゴーネンたちを悩ませたのは、違いが表現できなかったことです。


表現しようにも、無駄を排するという観点からほとんど四角い箱を造るしか道はなく、装飾的な仕上げ材も禁じられていました。


このため、丹下健三のような卓越した抽象美を見極める眼力のある人物を除いては、強烈な「縛り」のなかで、わずかしかない表現の振幅の問をただ右往左往するしかなかったのです。



すべてが工業部品で構築され、建築生産に革命がもたらされ、多くのひとびとが救済されるからという・・・


「宣伝」に乗せられた建築家は、世界に何万人いるのでしょう。


ミースが戦後手がけたブラックステンレスとガラスによる見事な工業の美に何人が酔わされたことでしょう。


ベルリンの新国立絵画館やマンハッタンのシーグラムビルディングは、確かに美しい。


しかし、それらの作品は工業製品を材料としてはいましたが、ほとんど特注品に近い高品質のものであり、その素材を極度に綿密な施工でひとつの芸術品に仕立て上げたものでした。


つまり、大量生産の工業部品なら、各国の技術のレベル差を超越した施工がかなうというモダニズムのご託宣は、ミースの建築において「建前」以外のなにものでもなかったのです。

だるい、疲れやすい、集中力がないといった、いまの子どもたちの食生活を調査してみて、脚気の前期症状に似ているという報告もあるくらいです。


そもそもビタミンは、尿水化物や脂肪、たんぱく質のような栄養素とは違って、体をつくる材料になったり、エネルギーをだしたりする働きはありませんが、体内のいろいろな働きを円滑にすすめるために、大量にはいりませんが、なくてはならない存在なのです。


また、ビタミンは必要以上にとっても無駄です。


ビタミンには水溶性と脂溶性のものがありますが、脂溶性のものは過剰にとると、体内に蓄積されて害をおよぼすことも知られています。


だから、ビタミン剤で安易にビタミンを補給しようとすることはかえって危険なのです。


ところで、レバー(肝臓)はビタミン、ミネラルを豊富に含み、成長期の子どもには欠かせないものですが、私たちの肝臓にも、このビタミン群、ミネラル群が普段から貯蔵されています。


ところが、砂糖や精白米のように、ビタミンB群をまったく含まない糖質中心の食事をしても、それがカロリーとして燃焼していくためには、ビタミンB¹、B²、ニコチン酸、パントテン酸といった各種ビタミンB群が必要になります。


そこで、食べ物からビタミンB¹がとりこめないときには、体自身が肝臓や副腎、ひ臓、心臓など、ストレスとひじょうにかかわりのある臓器からビタミンB群を奪って、不足を解消しながら体のエネルギー代謝になんとか対処していこうとします。

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